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りそな×大学生「共創プロジェクト」の1年間。「さすてにゃ診断」の誕生から最終発表までを振り返る

2025年9月始動した、りそなグループと7つの学生団体による「共創プロジェクト」。月1回の対面での定例ミーティングを重ねるなかで学生の発表アイデアから「さすてにゃ診断」が生まれ、2026年5月には学生主体のソーシャルイベント「ETHICAL CAMPUS 2026」のステージで中間発表を行いました。

そして2026年9月23日、東京・渋谷で開催された最終発表イベント「学生アイディアコンペティション もっと!サステナペイアクション」をもって、1年間の取り組みは一つの節目を迎えました。本記事では、プロジェクト始動から最終イベントまでの1年間の歩みをお届けします。

りそな×大学生「共創プロジェクト」とは

本プロジェクトは、りそなグループと大学生が対等な立場で意見を出し合い、約1年をかけて取り組んできた共創の場です。企業の経験や知見と、学生の柔軟な発想や生活者としての感覚を組み合わせ、どちらか一方だけではたどり着けないアイデアと実践を目指してきました。

出発点は、りそなグループが2025年7月に開始した「りそなサステナペイアクション」です。デビットカードでの支払いを起点に、キャッシュレス決済によるCO₂排出量の削減、消費行動に伴うCO₂排出量の可視化、環境保全活動への寄付連動を組み合わせ、いつもの買い物を通じて環境に貢献できる仕組みを提供しています。「特別なことじゃなくて、いつもの行動で未来をちょっとずつよくしていく」というこの考え方を、若い世代とともに広げることが、共創プロジェクトの役割です。

参加したのは、明治大学 SHIP、学生団体おりがみ 環境チーム、早稲田大学 環境ロドリゲス、成城大学 エシカル研究会、法政大学 キャンパス・エコロジー・フォーラム、埼玉大学 E.S.S.、大阪公立大学 ボランティア・市民活動センターの学生7団体。大学も活動分野も異なる大学生たちが、首都圏と関西圏から集結しました。

▶ りそなサステナペイアクションはこちら https://www.resonabank.co.jp/kojin/visa_debit/sustaina_pay/specialty/

第1〜6回|対話を重ね、「さすてにゃ診断」が生まれるまで

プロジェクトの軸となったのは、毎月1回のペースで開かれた対面での定例ミーティングです。序盤3回の定例ミーティングは、互いを知り、学ぶための時間でした。各団体の活動紹介に始まり、デビットカードとサステナブルな暮らしの関係を紐解いたほか、りそなグループが提供する「CO₂排出量かんたんチェック」を使って、自分の消費に伴うCO₂排出量を数字で確かめました。

2025年12月の第4回では7団体がキャンペーンアイデアを発表し、参加メンバー全員の投票を踏まえて、タイプ別の診断機能を軸にしたアイデアが選ばれました。2026年1月の第5回では、4つの対立軸に沿った12問の設問と16タイプの診断結果を、りそな社員と学生が一緒に作り上げています。2月の第6回では、りそなホールディングス執行役兼グループCDIOとの対談企画と診断の体験会を実施。そして3月、「サステナブルなことは、特別なことじゃなくて、簡単で身近なことだと感じて欲しい」というコンセプトのもと自己診断ツール「さすてにゃ診断」はリリースを迎えました。

▶ 「#さすてにゃ診断」はこちら https://www.resonabank.co.jp/kojin/visa_debit/sustaina_pay/specialty/cam/sasutenyashindan/check01.html

第1〜6回の詳しい様子は、下記の記事でご紹介しています。

第7・8回|「さすてにゃ診断」を、自分たちの手で届ける

コンテンツづくりまで進んだプロジェクトは、第7回・第8回で次の段階に入りました。生み出した「さすてにゃ診断」を、学生自身の言葉で外へ伝えていく段階です。

第7回|プロモーション案を、りそな社員と実行プランへ

テーマは「地球にいいこと、#さすてにゃ診断キャンペーン」の認知を広げるアクションです。

グループワークでは各団体のテーブルにりそな社員が加わり、1時間以上かけてプロモーション案を議論。拡散したキャンペーン事例の分析や投稿のタイミングのほか、新入生を迎える時期のイベントや学内掲示など、大学生ならではの接点を生かす案も挙がりました。

この回では、5月に開催されるソーシャルイベント「ETHICAL CAMPUS 2026」のメインステージでプロジェクトの中間発表を行うことも決まりました。前半をりそな社員、後半を学生メンバーが担う2部構成です。

第8回|1か月の実践を持ち寄り、本番に備える

第8回定例ミーティングでは、まずこの1か月間に各団体が実施したプロモーションを、実施内容、気づき、診断を体験した人の反応、今後の予定の4つの視点で共有。続いてイベント登壇時の発表内容を全員で磨き込み、最後はブースで伝えたいメッセージや足を止めてもらうしかけについて、テーブルごとにアイデアを出し合いました。

ETHICAL CAMPUS 2026|メインステージでの中間発表とブース出展

2026年5月17日(日)、東京・有明セントラルタワーで開催された「ETHICAL CAMPUS 2026」には、社会課題に取り組む学生ボランティア団体100団体以上が出展し、1,000名を超える参加者が集まりました。プロジェクトにとって、初めて外部の舞台に立つ一日です。

ステージはりそなグループによるサステナペイアクションの紹介で幕を開け、続く学生パートでは、「さすてにゃ診断」を実例に、学生と企業が共創する意義を伝えました。

ブースでは、りそな社員と学生メンバーが一緒に「さすてにゃ診断」の体験コーナーを運営。来場者の診断結果が、ボードに次々と積み重なっていきます。

第9・10回|実践の手応えを、提案へとつなげる

中間発表を終え、プロジェクトは終盤へ。第9回・第10回は、これまでの実践を振り返り、最終発表イベントでの提案へと練り上げていく回となりました。

第9回|届けてみて見えた、確かな手応え

第9回定例ミーティングは、まず中間発表の振り返りから始まりました。イベントの来場者からは「さすてにゃ診断面白かった!」といった声が届き、大学生とりそなが一緒に取り組むこと自体に関心を寄せる人も多くいました。

中心となったのは、プロモーション期間を団体ごとに振り返るグループワークです。多くの学生が手応えを語ったのは、対面での取り組みでした。学生同士のミーティングで全員に診断を試してもらうと、結果を見せ合ううちに会話が弾んだ。4月に新入生とのアイスブレイクで使うと、ネーミングの由来や結果同士の相性に話が広がった。一人で受ける診断でも、仲間がいる場では会話が生まれることが、実践を通じて見えてきました。

この回では、9月の最終イベントでアイデアコンテストを行うことも発表されました。テーマは「サステナペイアクションを通じて、より効果的に若年層の行動変容へつなげていくための提案」です。

第10回|りそな社員との壁打ちで、アイデアを磨く

最後となる第10回定例ミーティングでは、各団体のテーブルにりそな社員が加わり、コンテストに向けたアイデアを時間をかけて磨き上げました。

最終イベント「学生アイディアコンペティション もっと!サステナペイアクション」

2026年9月23日(水・祝)、渋谷スクランブルスクエアの「SCRAMBLE HALL」で最終イベント「学生アイディアコンペティション もっと!サステナペイアクション」が開催されました。

審査員を務めたのは、りそなグループの4名と、CO₂排出量可視化サービスで協業するVisaの1名の計5名。冒頭、審査員長のりそなホールディングス執行役兼グループCDIOは、サステナペイアクションを広げていくには銀行員の発想だけでは足りず、これからの社会を担う若い世代の視点が欠かせないと語り、このコンペティションを、その当事者である学生とともに考えてきた共創プロジェクトの集大成と位置づけました。

特別ゲストとして、りそなサステナペイアクションのアンバサダーを務める“Team Visa アスリート”の髙梨沙羅選手も参加しました。

7団体が示した、「行動変容」へのそれぞれの答え

7つの学生団体は、1団体7分の発表と審査員との質疑応答に臨みました。

遊びや体験を、環境行動の入り口に

学生団体おりがみ 環境チームの出発点は、環境のための行動にわざわざ時間をつくるのはハードルが高い、という課題です。りそなグループがタイトルパートナーを務めるB.LEAGUEを舞台に、推しの選手を選べるコラボデビットカード、ゴミを捨てる行動を「シュート」に変えるバスケットゴール型のゴミ箱、投入数をリアルタイムで集計してスクリーンに映す仕組みを組み合わせ、楽しんでいるうちに環境への行動になっている体験を描きました。

法政大学 キャンパス・エコロジー・フォーラムは、若者が環境行動に踏み出せない理由を「ノーインパクト」「ノーベネフィット」「ノータイム」の3つに整理。その答えとして提案したのが、デビットカード決済やリユースショップの利用、アプリ内のエコミニクイズを、木を育てるエネルギーに変えるゲーム「サステナの森」です。ガチャのリワードや、友達と森を育てる機能、森をシェアする機能で、環境行動を「楽しむもの」へ変えることを狙います。

大阪公立大学 ボランティア・市民活動センターが提案したのは、スポットを巡ってポイントを集める街歩きイベント「ロゲイニング」と、サステナペイアクションを掛け合わせたイベントです。古本屋や古着屋、リサイクルショップをチェックポイントにし、支払いはすべてデビットカード。リユースとキャッシュレスの両面からCO₂削減を目指し、「日常の買い物を少しエコに、少しお得に」することを掲げました。

行動と、その先にある自然とのつながりを見せる

早稲田大学 環境ロドリゲスの発表は、ビーチクリーンできれいにした海岸が、半年後にはまたゴミであふれていたというメンバーの体験から始まりました。行動が続かないのは、成果とのつながりが見えないからではないか。そこで提案した「つながるデビット」は、ゴリラや森林、サンゴ礁といったテーマ別のカードを使うだけで支援につながり、現地のレンジャーが発信するタイムラインや月次レポートをアプリで見守れる仕組みです。発表スライドにはQRコードを載せ、来場者がその場でプロトタイプを試せる工夫も凝らしていました。

埼玉大学 E.S.S.は、地球温暖化の影響を最も受けるのはこれから生まれてくる子どもたちだと考え、生き物が暮らす小さな自然「ビオトープ」にたどり着きました。全国に店舗を持つりそなグループだからこそ、店舗の屋上などにビオトープをつくり、一つひとつの支払いを地域に残る自然へとつなげられる、という提案です。

学ぶ機会と、続けるきっかけをつくる

「『知る』だけで終わらせない!」を掲げた成城大学 エシカル研究会の提案は、高校生・大学生を対象にした「サステナペイアクション授業マニュアル」。授業では、りそなホールディングスが大阪・関西万博の「バーチャル万博」に出展したゲーム『RESOTERRA(リソテラ)』で投資を体験し、ESG投資やサステナペイアクションについて学んだうえで、受講者がそれぞれ「明日からできるサステナアクション」を1つ決めて締めくくります。

明治大学 SHIPが着目したのは、「エコは節約につながる」という視点です。提案した「ECHO YOUR LIFE」では、サステナペイアクションのページに家計簿機能を追加。高校生・大学生・新社会人が新生活のスタートに合わせ、節約とCO₂排出量削減の目標に30日間チャレンジします。デビットカードの利用履歴がすぐ反映され、入力の手間がかからない点も強調しました。

髙梨沙羅選手と学生メンバーによるディスカッション

発表の後は、髙梨沙羅選手、学生メンバー3名、サステナペイアクションを推進するりそなホールディングスの担当者が、グループディスカッションで意見を交わしました。

髙梨選手は、FISワールドカップで男女を通じて歴代最多の63勝を挙げ、2026年のミラノ・コルティナオリンピックでは混合団体で銅メダルを獲得。地球温暖化による雪不足に危機感を抱き、「JUMP for The Earth PROJECT」を発起人として立ち上げ、蔵王でのクリーン活動などを続けています。ディスカッションで髙梨選手が強調したのは、何事も続けるには楽しみがあることが大切だという点です。

学生メンバーがプロジェクトを通じた気づきとして挙げたのは、行動する理由は人によって異なること、同年代の仲間から大きな刺激を受けたこと、そして若い世代を行動へ向かわせる一番の原動力は「楽しさ」ではないかということ。りそなの担当者は、学生が「社会がどうあってほしいか」から逆算して考えていることに感銘を受けたと述べ、金融機関としての接点やつながりを生かして実現可能性を高めていきたいと応じました。最後に髙梨選手は、学生の皆さんがリーダーとなり、これからの日本を引っ張っていく活動を思い描ける時間だったと締めくくっています。

表彰式|4つの賞が決定

審査を経て決まった4つの賞は、次のとおりです。

CO₂排出量可視化サービスで協業するVisaが選ぶ「Visaチョイス賞」は、法政大学 キャンパス・エコロジー・フォーラム。デビットカードを森を育てるゲーム体験のきっかけに位置づけた点と、ガチャやSNSシェアで継続利用につなげる工夫が評価されました。

りそな銀行DX部門で働く入社2年目の若手社員が選ぶ「ネクストアクション賞」は、成城大学 エシカル研究会。すぐにでも実行に移せそうな具体性と、受講者の目線で組み立てた授業構成が受賞の決め手です。

優秀賞にあたる「サステナアクション賞」は、早稲田大学 環境ロドリゲス。世代を問わず広がる「推し活」への着目、触れられるプロトタイプまで作り込んだ点、世界の自然に目を向けるきっかけになる点が、受賞の理由に挙げられています。

最優秀賞の「サステナペイアクション大賞」は、学生団体おりがみ 環境チーム。環境行動を日常の楽しさの中に組み込み、ゴミを捨てる行動を「シュート」に重ね、B.LEAGUEの試合会場で投入数を共有して盛り上げるという、続けたくなる仕組みにまで落とし込んだ提案である点が大きな評価につながりました。

大賞を受賞したメンバーは「環境活動は特別な行動ではありません。会場の皆さんも、明日からでも何か一つ始めてみてください」と会場に呼びかけました。

「ここはゴールではなく、スタート」

総評に立った審査員長は、学生たちのアイデアを真摯に受け止め、これからの取り組みに生かしていくと述べました。そのうえで伝えたのが、「ここはゴールではなく、スタート」という言葉です。

サステナペイアクションの取り組みも前に進んでいます。2026年8月21日には、りそなグループがVisaと協業して国内で初めて※デビットカードの利用に基づくCO₂排出量可視化サービスの提供が始まりました。りそなグループアプリで日々の買い物に伴うCO₂排出量を確かめられるほか、環境負荷を減らす行動のヒントも届きます。

※りそなグループ調べ

まとめ

2025年9月に始まった共創プロジェクトは、全10回の定例ミーティング、「さすてにゃ診断」のリリース、ETHICAL CAMPUS 2026での中間発表を経て、最終イベントでの全7団体のプレゼンテーションへ。回を重ねるごとに、学生たちはさまざまな視点から考え、自ら発信し、企業に提案するところまで役割を広げていきました。

最終イベントの提案は、スポーツ観戦、ゲーム、街歩き、推し活、ビオトープ、授業、家計簿と入り口こそさまざま。それでも、環境にいい行動を我慢や特別なことにせず、日常の延長で自然に選べるようにしたいという思いは、どのアイデアにも共通していました。それは、サステナペイアクションが掲げる「特別なことじゃなくて、いつもの行動で未来をちょっとずつよくしていく」という考え方とも重なります。

学生たちと1年間をかけて考えてきた「りそなサステナペイアクション」が、これからどのように広がり、いつものお買い物を環境への一歩にどう変えていくのか。今後の取り組みにも、引き続き注目していきたいと思います。

▶ りそなサステナペイアクションはこちら https://www.resonabank.co.jp/kojin/visa_debit/sustaina_pay/specialty/

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