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建設現場の水害リスクを自動検知 MODEがBizStackに濁水槽水位検知と浸水検知の2つのAppを追加

気候の変化を背景に、建設現場での水害への備えが切実な課題になっています。現場データの活用を支援するシリコンバレー発のスタートアップMODE, Inc.(日本支店 東京都千代田区、CEO 上田学)は、現場DXプラットフォーム「BizStack」において、水害リスクのリアルタイム監視を支援する「濁水槽 水位検知App」と「浸水検知App」を2026年6月9日に追加しました。建設や解体、造成工事などの現場における漏水や浸水、溢水のリスクを早期に検知し、迅速な初動対応を支援するものです。

増える水害リスクと、現場の備え

国土交通省によると、2024年の全国の水害被害額は約7,688億円(暫定値)に上り、毎年高い水準が続いています。また気象庁のデータでは、1時間に50mm以上の短時間強雨の年間発生回数がこの約50年で1.5倍に増加しており、建設現場における水害リスクへの備えは年々重要性を増しています。一方で、多くの現場では依然として目視による巡回が確認の中心であり、人が常時監視できない場所や立ち入りが困難なエリアでは、異変の発見が遅れがちです。MODEはこうした課題に対し、IoTセンサーとリアルタイム通知を組み合わせた2つのAppを開発しました。

濁水槽 水位検知App

濁水を処理施設へ送るための中間槽や原水槽では、水中ポンプの排水能力を上回る濁水の流入や、大雨による急激な水量増加によって、水が外部へ溢れ出すおそれがあります。濁水の流出は、周辺環境への影響や行政指導、工事停止といった重大なリスクにつながります。濁水槽 水位検知Appでは、水槽の上部に設置した距離センサーが水面までの距離をリアルタイムに計測し、水位が危険な水準へ近づいた際にアラートを通知します。これにより、溢水の前に状況を把握し、水中ポンプの追加投入や流入量の調整など、必要な対応を迅速に実施できます。

浸水検知App

解体工事における隣接エリアへの水の染み出しや、建築や造成工事における地下ピットへの雨水侵入など、水が入ってはいけないエリアでの浸水リスクは現場ごとに存在します。とくに地下ピット内の免震ゴム周辺への浸水は、設備の劣化や機能損失につながる可能性があります。地下ピットの確認には狭い空間へ入り込む必要があるケースも多く、わずかな浸水は目視では発見しづらいのが実情です。浸水検知Appでは、水に触れると発電してBizStackへ通知を送る帯状のリボン型センサーを設置することで、人が立ち入りにくい場所や広い範囲でも、水の侵入をリアルタイムに検知できます。被害が拡大する前の対応を可能にし、定期巡回の負担軽減にも貢献します。

現場DXプラットフォーム「BizStack」

BizStackは、現場のリアルタイムデータや既存システムのデータを一元的に統合し、AIを活用した直感的な操作によって業務の効率化や安全性の向上を実現するIoTプラットフォームです。建設や製造、物流などの現場で発生する多様なデータをつなぎ、センサーやカメラからのIoTデータ、既存の業務システム、SaaSなどから取得した情報をリアルタイムに収集して解析できます。今回の2つのAppは、このプラットフォームの上で動く新しい機能として追加されました。

現場の安全を支えるデジタル技術

MODEは、現場のリアルタイムデータの統合を支援するBizStackを開発し提供する、シリコンバレー発のスタートアップで、2014年7月の設立です。建設や製造、物流などの現場が抱える人手不足や業務の属人化といった課題に対し、デジタル技術と現場理解にもとづくアプローチで多くの企業のDXを支援しています。激しさを増す豪雨に対して、現場の安全をどう守るのか。センサーとデータで異変を早く捉える取り組みは、防災と労働環境の両面から注目される動きです。

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