ニセコ町は、観光地の国際認証団体「グリーン・デスティネーションズ」からシルバーアワードを受賞しました。この賞は、町の持続可能な観光地づくりと地域人材の育成に対する評価を受けたもので、今後もさらなる高みを目指し観光地としてのブランド力強化を図るとしています。
ニセコ町は、これまで様々な取り組みを進めてきました。特に、2020年と2021年にはグリーン・デスティネーションズTOP100選を2年連続で受賞し、2021年にはUNWTO(国連世界観光機関)ベスト・ツーリズム・ビレッジにも選定されました。さらに、2021年と2022年にはGSTC公式トレーニングを開催し、地域人材の育成に力を入れてきました。これらの取り組みが評価され、2022年には第14回観光庁長官表彰を受賞しました。
今回のシルバーアワードは、ニセコ町が特に力を注いできた自然環境と社会福祉分野における持続可能な取り組みが高く評価された結果です。ニセコ町は、日本の先進的なサステナブルツーリズムの地として、より一層魅力あふれる観光地を目指しています。
ニセコ町長の片山健也氏は、「この度、ニセコ町がグリーン・デスティネーションズからシルバーアワードを受賞できたことを大変光栄に思っています」とコメントしました。片山氏はさらに、「町の観光政策の軸足を“持続可能な観光地域づくり”に置き、これまで様々な取り組みを進めてきました。今回は初めての挑戦でシルバーアワードという高い評価をいただくことができましたが、この結果に甘んじることなく更なる高みを目指していく所存です。日本のみならずアジアNO.1、世界最高品質の観光地のひとつとなるため努力を続けてまいります」との意気込みを示しました。
この賞を受賞したことにより、ニセコ町は国際的な第三者機関からの高い評価を得たこととなり、さらなる発展に向けての大きな一歩となりました。また、観光に関する取り組みだけでなく、ニセコ町が環境モデル都市として進めてきた様々な持続可能なまちづくり、そして町民や事業者の理解と協力が高く評価されていることも明らかになりました。
ニセコ町は、これからも観光地としての魅力向上と持続可能なまちづくりを推進し、地域社会と連携しながら国内外からの観光客を迎え入れる準備を進めています。今後も観光地としてのブランド力をさらに強化し、持続可能な観光地としての地位を確立していく計画です。