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洋上風力とは?誰でもわかりやすくかんたん解説

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洋上風力発電とは洋上に風車を建設し、風のエネルギーを利用して電気を作り出す発電方法です。海上という特殊な環境を活用した再生可能エネルギーの一種として、カーボンニュートラル実現に向けて注目が集まっています。

洋上風力とは|その定義と特徴

陸上風力と比較すると、洋上では安定した強い風が期待できることから「一定の発電量」が見込まれます。これにより
広大なエリアに風車を設置でき、風車の大型化が可能
です。日本は島国であり
海に囲まれた島国で、自国領土と同程度の領海(約43万平方キロメートル)と10倍以上の排他的経済水域(約405万平方キロメートル)を有しています。こうした地理的特性から、日本にとって洋上風力は大きなポテンシャルを持つ発電方法となっています。

二つのタイプ|着床式と浮体式

洋上風力には大きく分けて二つの方式があります。
着床式洋上風力発電とは、風車を支える基礎部分を海底で固定する方式で、水深が浅い海域に適しています。一方、浮体式洋上風力発電とは、風車をアンカーやチェーンで固定された浮体構造物を設置する方法で、水深が深い海域に適しています。

日本の海域は遠浅の場所が少なく水深が深いため、特に、遠浅の海域の少ない我が国では、水深の深い海域に適した浮体式洋上風力の導入拡大が重要です
とされています。

なぜいま注目されるのか

2050年カーボンニュートラル実現のために、再生可能エネルギーの主力電源化が必要であり、その中で洋上風力は再生可能エネルギーの主力電源化に向けた鍵となっています。さらに
世界では、地球温暖化の主な原因とされているCO2を削減しようという動きが広がっています。

風力発電のメリットは、太陽光発電と異なり
夜間でも安定的に発電できるため、こういった太陽光発電の弱点を補うことができます。様々な再生可能エネルギーを組み合わせることで、エネルギーの安定供給とカーボンニュートラル実現を両立させることができます。

環境への配慮と課題

洋上風力発電施設は陸上風力発電施設に比べて、人間が生活する場所から遠く離れた洋上で運転するため、騒音が生活環境に及ぼす影響は非常に小さいと考えられています。また、環境省が長崎県五島市で実施した実証事業では、魚への悪い影響は確認されていません。むしろ、浮体の周辺に小魚が住み着き、また小魚を捕食する魚種や伊勢海老などの甲殻類が確認されています。

一方で課題も存在します。
洋上での建設コストは高く、海象条件が施工に影響を及ぼしています。また
日本はヨーロッパに比べ許認可にかかる時間が長いために、プロジェクトが立ち上がったとしても、環境調査が行われ実際に建設が始まるまでの時間が長いことも課題です。

地域への経済効果

洋上風力発電は1基2万点もの部品が必要で、事業規模も大きいため、関連産業への経済波及効果は大きいものがあります。
風車が稼働する20年もの間、メンテナンス業務や部品の製造などが地元産業として発生することになり、地域活性化に繋げることができます。

まとめ|日本の脱炭素化を担う存在に

洋上風力発電は、カーボンニュートラル達成に向けた重要な役割を担う再生可能エネルギーです。島国日本の海域という資源を活用し、環境配慮と経済効果の両立を目指す技術として、今後の進展が期待されています。技術的課題やコスト面での改善を進めながら、地域との共生を図ることが、洋上風力の持つ可能性を最大限に引き出すカギになるでしょう。

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