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誰にも頼れずつまずいた若者たちのリスタート応援資金を用意したい

「一人立ちにつまずいた若者」の受け皿として、住居支援・生活支援・就労支援・居場所の運営等、総合的な支援活動を行う一般社団法人コンパスナビ。
家庭内トラブルなどさまざまな事情によって、家庭・親から逃れ居場所がなく、困窮した若者が多くいるのが現状です。
今回は、一般社団法人コンパスナビが行うプロジェクトについてご紹介します。

以下、一般社団法人コンパスナビさんの掲載文章から引用

▼コンパスナビは、一人立ちにつまずいた若者を総合的に支援しています

私たち一般社団法人コンパスナビは、

埼玉県で2015年に設立し、2018年より埼玉県「児童養護施設退所者等アフターケア事業」を受託し、社会的養護(児童養護施設や里親等)を巣立った若者たちの支援事業を行っている民間団体です。

最近では、社会的養護出身者だけでなく、一時保護経験のある者、家庭や親から逃れてきた者も含め、
「一人立ちにつまずいた若者」の受け皿として、住居支援・生活支援・就労支援・居場所の運営等、総合的な支援活動を行っています。

一般社団法人コンパスナビ

▼プロジェクトの内容

児童養護施設等の出身者、
また家庭に居場所がなく頼れる親もなく、
つまずき困窮した若者たちの生活を立て直すために必要となる資金を用意したい。

 

〇対象者

社会的養護(児童養護施設、自立援助ホーム、ファミリーホーム、里親、児童心理治療施設、児童自立支援施設等)のもとを巣立った、概ね25歳までの若者
一時保護経験者、家庭・親から逃れてきた居場所のない18歳~25歳までの若者

 

  ▼資金の具体的用途

  1. 交 通 費 :行政の窓口や支援団体までの移動にかかる費用。就職活動やアルバイト先へ行くための交通費
  2. 食費・生活費:日常生活で必要となる費用
  3. 書類発行費 :各種手続きに必要な公的書類(住民票など)の発行に伴う費用
  4. 就職活動費 :就職活動で必要となる費用(履歴書や証明写真、衣服の購入、交通費等)
  5. 宿 泊 費 :一時的な宿泊費用、緊急避難住戸の確保に必要となる費用
  6. 医 療 費 :病気や怪我の治療にかかる費用
  7. 通 信 費 :携帯通信にかかる費用
  8. そ の 他 :必要に応じてかかる費用

〇予算案

【支援の輪を100人の若者に。】

一人あたり約5万円×100人=500万円

うち、当クラウドファンディングで200万円に挑戦します。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

本プロジェクトでリスタート(再出発)応援資金を用意したい背景を説明します。

上記が、2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)の私達コンパスナビの活動実績です。

活動を続ける中で、年々相談が増え続け、しかも緊急を要する深刻な相談が増加している現状を鑑み、私達は若者たちのリスタートを支えるより強固な体制づくりのためにクラウドファンディングを立ち上げることを決意しました。

「児童養護施設退所後に就いた仕事は社員寮があるという理由で選びました。

もともと好きな仕事ではなかったこともあり、人間関係がうまくいかず、

2週間で退職してしまって寮を出されてしまいました。

友だちのところに居候しましたが、関係が悪くなって追い出され、

ネットカフェで1週間過ごしましたが、今手持ちの現金が2000円しかありません。

一昨日からは公園で野宿しています。」

「同居している彼からのDVから逃げてきました。

埼玉の祖母を頼ろうと思って出てきましたが、

生活保護受給中の祖母は歓迎してくれません。もしかしたら妊娠しているかもしれないけど、

バイトも解雇されてお金も全くなくて、どうしたらいいかわかりません」

まだ肌寒い春の金曜日の15時。
身を守るために選択肢を考える状況でないまま、

わずかな手回り品だけを持って安全を求めて家を飛び出した17歳女性。
帰るべき場所がなく、手元にはわずかな所持金しかない。
向かい合うコンパスナビのスタッフの問いかけに

短い言葉をやっと絞り出すようにして現況を説明する。
日が西に傾き始め、時間は無情に過ぎていく中、選択肢はどんどん少なくなっていく。

今日明日の避難先を何軒も当たるコンパスナビスタッフ。

このまま家に帰すわけにはいかない、どうしたらいいのか。
この女性は何段階かのつてをたどってコンパスナビに来たものの、

支援者を本当に信じていいものか、

これからどうやって生きていけばいいのか?

不安、絶望、焦燥感はいかばかりか。しかし頼るところはない。

必死の思いに耐えて今ここに座っている。

 

(画像は面談のイメージです)

さながら羅針盤を失った小舟が嵐の海でもまれるような状況で、

心身に傷を負いコンパスナビに漂着する……
私たちのところに相談に来る若者は、概ねこのような状況です。

コロナ禍が落ち着いたかに見える今、実の親を頼れぬ若者の

「困った」の声はむしろ増えています。
そして金曜日の夕方から夜間、行政の窓口の閉まっている

土日にどうしようもなくなって連絡が来るのです。

今夜の宿泊場所の手配、数日しのげる現金、食糧、支払いが滞り止まったままのスマホ・・・。
本プロジェクトで、機動力を持って100人の相談者を助けたい、コンパスナビはそう決意しました。

▼ クラウドファンディングの詳細についてはこちらから
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