“ 次世代へ繋ぐ ” サステナブルな新素材を使った挑戦！

SDGsを意識する中でフードロスに着目した、トライアイズ（4840）グループの濱野皮革工藝は、このたび株式会社SORENAが開発した『りんごレザー®』を使った商品を発表しました。濱野皮革工藝の工場と同じ長野県で育ったりんごの残滓（ざんし）を活かした『りんごレザー®』は、ほかの合成皮革と一線を画す格別のサステナブル素材です。

• 濱野皮革工藝のSDGsへの取り組み

SDGsに向けた意識がますます高まるなか、皮革製品を扱う濱野皮革工藝もまた、持続可能な目標達成を見据え動き出しました。濱野皮革工藝を含め、衣類や食品を扱うメーカーやチェーン、小売店など、生産の一角を担う企業においては、目標の12番目である「つくる責任つかう責任」が求められています。「つくる責任、つかう責任」は11のターゲットに分かれており、その中で濱野皮革工藝が注目しているのが12-3にあたるフードロスの削減です。12-3では、2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料廃棄を半減させる目標を打ち出しています。
食べられるのに捨てられてしまった食品は、2020年の日本国内において年間522万トンにものぼります。フードロスに陥ってしまう理由は、期限切れや規格変更に伴ってやむなく廃棄せざるを得なかったものをはじめさまざま。対して、現在世界では何億人もの人が飢えに苦しんでいます。「UNEP Food Waste Index Report 2021」における、日本の家庭内で出る食品ロス量は世界第14位です。食品ロス量は年々減少しているものの、決して良い数字とはいえません。発展途上国を支援する日本の一企業として、フードロスを見過ごせない目標と定めるに至りました。

◆フードロスとCO2軽減につながる、植物由来のヴィーガンレザー

皮革を扱う企業と食品およびフードロスはなんら関係がないように思えますが、近年では非動物性の合成皮革のうち「植物由来のヴィーガンレザー」が注目されつつあります。エコレザーとも呼ばれるヴィーガンレザーとは、傷んでしまって市場に出ることができなくなった野菜や果物のほか、食べることのできない皮や芯の部分から作った革のことです。『りんごレザー®』は、製造過程で使用する石油資源を控えて作っており、加工段階で出る化学物質やCO2を軽減しています。

◆軽くて、しっとりなめらかな『りんごレザー®』

環境にやさしい『りんごレザー®』は、人にもやさしい素材です。製造過程においてアップルパイのような香りがするということもあり、触れてみると“りんご”のようにしっとりとなめらか。『りんごレザー®』は、環境や人に配慮しながらも、抜群の機能性が魅力です。汚れに強いだけではなく、軽量でとても扱いやすい素材です。植物由来であるにもかかわらず、今までの合成皮革に劣らず高品質であることも魅力です。

〈 会社概要 〉
名称　　：濱野皮革工藝株式会社　https://hamanobag.com/
所在地
本社　       ： 〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4番1号 ニューオータニガーデンコート8階
軽井沢工場 ： 〒389-0201 長野県北佐久郡御代田町塩野字久古池3036-43
電話　　    ：03（ 6691 ）8123
創業　　    ：1880年　（ 明治13年 ）
事業内容    ：ブランド・ＨＡＭＡＮＯのハンドバッグ、革製品の企画・製造・卸・販売
https://hamanobag.com/
ブランド・ＣＬＡＴＨＡＳのアパレル、雑貨の企画販売
インターネットによる通信販売業、インターネットショッピングモール及び
インターネットサイトの運営、衣料品・バッグ並びに服飾雑貨の販売及び輸出入等
https://www.clathas-online.jp/
株主構成   ：株式会社トライアイズ　（ 100％ ）　https://www.triis.co.jp/

名称　　：株式会社SORENA　https://sorena39.com/
所在地　：〒380-0821
長野県長野市大字鶴賀上千歳町1137番地23長野1137ビル2階 BPN
電話　　：026-217-1039　(音声ガイダンス)
創業　　：2021年4月
事業内容：輸入、企画、開発及び販売。通信販売業務。経営コンサルティング業務
一切の業務。古物営業法に基づく古物の売買
前各号に付帯又は関連する