『令和5年台風6号』での災害救助法適用から1年、8月1日に贈呈式を開催
青山商事株式会社(本社:広島県福山市/代表取締役社長:青山理(おさむ))は、沖縄県名護市へ「防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)」100枚を寄贈いたします。これに伴い、8月1日(木)に名護市役所にて贈呈式を開催します。当社は2018年より、お客様から回収した不要衣類の一部をリサイクルし、防災毛布を作製しています。2019年からこれまでに国内で計10自治体・総数2000枚を寄贈しており、この度は青山商事として沖縄県内で初めて名護市へ寄贈いたします。
当社では、①過去に大規模な自然災害を経験した地域 ②災害発生時に物資が届きにくい離島や遠隔地 ③当社店舗を営業している地域 の3つの基準を設けて地方自治体へ防災毛布を寄贈しています。名護市は、台風常襲地域であり2023年8月1日には「令和5年台風第6号」の影響により初めて『災害救助法』が適用されました。また、土石流危険渓流や急傾斜地崩壊危険個所などが多く分布し、大規模な二次災害が起こる可能性も高い地域のため、災害に強いまちづくりに取り組まれています。そして、「洋服の青山 名護店」は1993年3月より営業し、長年に渡り地域の皆様にご愛顧いただいている点から、自治体の防災対策に貢献できればと名護市へ防災毛布を寄贈することになりました。
贈呈式 概要
日時:2024年8月1日(木)13:30~
場所:名護市役所 2階 庁議室(沖縄県名護市港1丁目1番1号)
<出席者>
名護市 市長 渡具知 武豊 様
青山商事株式会社 取締役 兼 専務執行役員 山根 康一、洋服の青山 名護店 店長 玉城 忠
<寄贈品>
防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)100枚/1枚あたりのサイズ 200㎝×140㎝
<参考資料>
◆防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)の寄贈取り組み
防災毛布は、店頭で回収したスーツ等の一部をリサイクルして作られています。当社では、お客様と取り組むエコ活動の一環として、着なくなった衣料品を「洋服の青山」「スーツスクエア」などで回収し、クーポン券と交換しています。回収した衣類は、主に海外でのリユースや、車の断熱材・荷物の緩衝材などにリサイクルされており、2018年からは近年の全国的な自然災害の激甚化・頻発化を鑑みて防災毛布へのリサイクルも開始しました。全国47都道府県(離島含む)に営業店を展開する当社として、被災の経験から災害対策に取り組む地域住民の皆様に少しでもお役立ていただければと、2019年より自治体へ寄贈しております。
◆回収した衣類から防災毛布へのリサイクル工程
・「洋服の青山」「スーツスクエア」などで回収されたスーツ等の一部は、工場で裁断され、ガーネット反毛機で綿状に加工されます。その後、綿状になった原料と再生ポリエステルを混ぜ合わせ、糸の元が作られます。
・専用機械で撚りをかけて糸に仕上げます。この糸を紡織機で織り上げて反物にし、表面を起毛させ毛先を揃えます。
・反物の端にパイピング仕上げを施して毛布が完成します。
・出来上がった毛布は真空パック詰めし、段ボールに梱包して弊社の商品センターにて保管しています。
◆不要衣類の回収方式を進化させた、リサイクリングBOX「WEAR SHiFT(ウエアシフト)」
当社は、これまで「下取りサービス」として店頭でお客様が不要になったスーツや礼服・ドレスシャツ・レディスアイテムなどの回収を進めてきました。2023年10月2日より「洋服の青山」「スーツスクエア」「ザ・スーツカンパニー」全店にリサイクリングBOX「WEAR SHiFT(ウエアシフト)」を設置しています。リサイクリングBOXは、昨今のSDGsへの取り組み意識の高まりに合わせて、お客様がより気軽にエコ活動に参加できる“進化”した回収方法としてスタートしました。また、さらなる環境負荷軽減を目指し、衣類が循環できる仕組みの実現に向けた想いをロゴとスローガン「終わらない服をつくろう。」に込め、取り組みを推進しています。
リサイクリングBOX
サイズ:縦45㎝×横45㎝×高さ80㎝
容 量:スーツ約15着分程度
素 材:廃繊維100%(リフモボード※)
※繊維廃棄物を加熱・加圧形成した素材で、繊維が絡み合った構造のため割れにくく、破片が飛散しにくいのが特徴です。古着や古布などから作られているため、環境配慮型素材として注目されています。
◎終わらない服を作るWEAR SHiFTとは?
洋服の青山 YouTube公式チャンネル
https://youtu.be/yBbE45gxeOM
◆衣類の回収量に応じて森林保全団体「more trees」に寄付
2021年度より、衣料品の回収量に応じて森林保全団体「more trees(モア・トゥリーズ)」に1キロあたり2.5円を寄付する取り組み(年間上限100万円)を行ってきました。2024年4月1日からは、1キロあたり10円(年間上限500万円)に寄付額を変更し、取り組んでいます。
<衣料品回収量に応じた寄付の実績>
2021年度:回収量 340,129kg/寄付額 850,322円
2022年度:回収量 349,972kg/寄付額 874,930円
2023年度:回収量 355,435kg/寄付額 888,588円
◎この他、2022年12月に、当社はmore trees・高知県梼原町の3者による「森林保全に関する連携協定」を締結し、『AOYAMAの森』を始動しました。
詳細:https://bit.ly/3MkhUux
リリース掲載元:青山商事として沖縄県内で初めて名護市へ「防災毛布」を寄贈 自治体の災害対策を支援、お客様から回収した不要衣類をリサイクル毛布に