マクセル株式会社
従来品比2倍の容量(*2)でより幅広いシーンに対応可能
マクセル株式会社(取締役社長:中村 啓次/以下、マクセル)は、安全性と環境負荷に配慮した長期間使用可能(*3)な高出力(*4)の薄形フレキシブル電池「Air Patch Battery II(エアーパッチバッテリーII)」より従来品比2倍の容量(*2)を持つ高容量品を開発しました。
2022年5月19日に発表(*5)した「Air Patch Battery II」は、その特長から体温や血糖値などの生体情報のモニタリングや、インスリン、鎮痛剤などの薬剤投与に用いられる医療・ヘルスケアパッチに加え、物品の位置情報、使用状況や温湿度などを管理するための物流管理タグなどに適しています。IoTやウェアラブル機器向けボタン電池、コイン電池、小型ラミネート電池などでマクセルが半世紀以上培ってきた電池材料技術と製造技術に安全性技術を融合し、さらに発展させたことで、従来品比2倍(*2)の高容量を達成しました。本電池をラインアップに加えることで、より多くの情報モニタリングや長期間使用への対応が可能になります。
■「Air Patch BatteryⅡ」高容量品情報
「Air Patch Battery II」は現在サンプル出荷中です。量産は2024年度を予定しています。
マクセルは今後も、安全性、環境負荷低減の技術の向上を図り、安心・安全かつ高性能な電池の開発に取り組んでいきます。
*1 Air Patch: 日本国内におけるマクセル株式会社の登録商標、登録番号6142395号
*2 従来品比2倍の容量、従来品比2倍: 従来品AP II 082530の容量2倍のAP II 112530および従来品AP II 085055の容量2倍のAP II 115055。AP IIは、2022年5月19日にプレスリリース「医療・ヘルスケア、物流用途向け電池「Air Patch Battery」シリーズにラインアップ追加」https://ssl4.eir-parts.net/doc/6810/ir_material21/183497/00.pdfにて発表
*3 長期間使用: 使用期間1年、AP II 112530を20°C環境下、平均消費電流4μAの負荷で使用した場合。保管条件、使用条件および電池品名(標準容量)に依存します。
*4 高出力: 最大放電ピーク電流50mA、AP II 112530を20°C環境下、電流50mAを10msec間3sec間隔で放電した場合。使用条件と電池品名(標準容量)に依存します。
■「Air Patch Battery」 Webページ
https://biz.maxell.com/ja/primary_batteries/air_patch_battery.html
■商標
Air Patchは、日本国内におけるマクセル株式会社の登録商標です。登録番号6142395号
■製品に関するお問い合わせ先
マクセル株式会社 営業統括本部 開発営業部
メールアドレス:marketing_sales@maxell.co.jp
お問い合わせフォーム
https://biz.maxell.com/ja/primary_batteries/inquiry_form_input2.html
【添付資料】
■「Air Patch BatteryⅡ」製品特長
1. 有害物・危険物を使用しない
水銀(*1)、鉛(*1)、カドミウム(*1)、リチウム金属(*2)、水酸化カリウム(強アルカリ)(*3)、引火性有機溶剤不使用
2. 薄形フレキシブル
薄さ0.55mm、0.8 mm、1.1 mmをラインアップ、薄型機器や曲面部にも使用可能
3. ディスポーザブル(使い捨て) (*4)
1回の使用ごとに廃棄可能
4. 高容量、高エネルギー密度(*5)を実現
一般的な水溶液系電解液を用いたシート状マンガン亜鉛電池比2~5倍以上
5. 長期間使用(*6)に対応
6. 高出力(*7)対応
重負荷対応、マイナス低温使用対応
■「Air Patch BatteryⅡ」使用シーンイメージ
■「Air Patch BatteryⅡ」仕様
*1 水銀、鉛、カドミウム: RoHS規制物質
*2 リチウム金属: 消防法第3類自然発火性物質および禁水性物質、アルカリ金属
*3 水酸化カリウム(強アルカリ): 毒物および劇物取締法、劇物
*4 ディスポーザブル(使い捨て): 電池の廃棄方法に関しては、各自治体のルールに従ってください。
*5 高容量、高エネルギー密度: 従来の「Air Patch Battery II」比の2倍、一般的なシート状マンガン亜鉛電池の2~5倍以上(電池サイズに依存します)2023年6月時点、マクセル調べ、体積エネルギー密度
*6 長期間使用: 使用期間1年、AP II112530を20°C環境下、平均消費電流4μAの負荷で使用した場合。保管条件、使用条件および電池品名(標準容量)に依存します。
*7 高出力: 最大放電ピーク電流50mA、AP II112530を20°C環境下、電流50mAを10msec間3sec間隔で放電した場合。使用条件と電池品名(標準容量)に依存します。
※本Air Patch Batteryシリーズは開発品につき、データおよび安全性を含め、いかなる保証をするものでありません。
※仕様、外観などは予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
以上