活動内容

学校や地域での体験型教育イベント

学校や地域でのイベントを積極的に開催しています。中学校や高校へ出向く際には、海洋問題を身近に感じてもらう体験型の授業を行っています。また、東京海洋大学の学園祭においては、実際に漁港で仕入れた魚を使った「魚拓づくり」を企画し、子どもから大人まで幅広い世代が海洋生物に触れ合う機会をつくっています。触れ合った魚の処理にも配慮しており、最終的には魚粉としてリサイクルするなど、資源を無駄にしない工夫も心がけています。

魚食普及を目指す料理教室や漁港との連携

魚を「食べる」ことは海への関心を高めるきっかけになると考え、魚食普及に力を入れています。たとえば、豊洲市場でにて品質の良い魚を仕入れ、それを使った料理教室を行う取り組みを続けてきました。包丁を使った本格的な調理体験に参加することで、魚離れが進むと言われる中でも、実際に触れて味わいながら、海産物の魅力と大切さを再認識してもらう狙いがあります。

漁業廃棄物の活用と環境保全への取り組み

「使い終わったものをどう循環させるか」という視点を大切にしています。イベントで使用した魚は、捨てるのではなく魚粉としてリサイクルし、海洋資源をできる限り無駄にしないようにしています。また、破れた漁網が海洋ゴミの一因になる問題に着目し、廃棄漁網を別の形で生かす取り組みにも着手しています。新たなアイデアを取り入れながら、環境保全の重要性を幅広い世代に伝えていきたいと考えています。

団体概要

団体名
東京海洋大学 igoan ユネスコクラブ

活動理念

「水圏環境理解の促進」
「水圏の持続的利用」
「水圏環境を担う次世代リーダーの創生」

活動実績

2021年

1月 igoan発足 コロナ禍のなか、水圏の魅力や課題を多くの人に伝えるため発足
4月 那珂川でのウチダザリガニ採取・ 調査 漁協様と協力し、特定外来生物であるウチダザリガニを採取・調理・試食
7月 文化学園大学杉並中学・高等学校様へ「海洋酸性化」「海中ヘドロ」「耳石調査」「ちりめんモンスター」の出前授業を実施
11月 オンライン海鷹祭(東京海洋大学の学園祭)出店 オンライン海鷹祭への出店。競りを中心としたボードゲームを作成・頒布
12月 魚BBQ開催 学内に向けて、魚を中心としたBBQイベントの開催。丸の魚を捌き、刺身や焼き魚に調理
12月 文化学園大学杉並中学・高等学校様とカニ護岸で調査 海洋大の敷地であるカニ護岸を利用して、生物採取や水質について学ぶワークショップを開催

2022年

4月 igoanユネスコクラブとして活動開始 港ユネスコ協会様や他のユネスコクラブ様とも協力し、水圏教育普及に向けて取り組み始める
4月 プレ・ストックホルム+50 ユース会議出席 代表者がスウェーデン大使館で開催された国連のプレユース会議に参加
5月 潮干狩り&BBQ 潮干狩りで獲った貝と未利用魚を使ったBBQの開催
7月 文化学園大学杉並中学・高等学校様で「海洋酸性化」「海中ヘドロ」「海洋プラスチック」の出前授業を実施
7月 江戸川区こども未来館での出張授業 海洋大内の他サークルと協力し、こども未来館で子供たちと生分解性プラスチック作成
11月 海鷹祭で プラスチックを扱う企業と協力し、海洋プラスチック・マイクロプラスチック問題に ついてのワークショップを実施
12月 玉川大学ユネスコクラブ様と海洋ごみ拾いを開催 海の公園で海辺のゴミ拾いを実施しました。当日は、水質調査や海洋ごみについてのワークショップも開催

2023年

7月 文化学園大学杉並中学・高等学校様出張授業 「海洋酸性化」「マイクロプラスチック」の出前授業を実施
9月 関東ユネスコ協会に参加 港ユネスコ協会様と協力し、これまでの活動をユネスコ協会の方々に講演形式で説明
9月 第10回ユネスコクラブ全国サミットにて活動内容の発表と他大学様との交流
11月 海鷹祭での”未利用魚”をテーマにした海洋教育ワークショップの出展

2024年

1月 企業と協力し、「ホタテ」を題材にした出前授業の開催
4月 新入生に向けて説明会等を実施
7月 文化学園大学杉並中学・高等学校様での「水質」を題材にした出前授業の開催
8月 蓮田・白岡地方ユネスコ協会「Uスイミー」様との「真珠」を題材にした教育ワークショップの開催
11月 海鷹祭(東京海洋大学の学園祭)での「魚の体」をテーマにした海洋教育ワークショップの出展

PAGE TOP