活動内容

支援が必要のない状態を目指して。

私たちの支援はスラム地域を対象とした「自立支援」です。彼らの身の回りで起きた問題を彼ら自身で解決できる状態を目指します。皆さんはスラムにどのようなイメージを持っていますか?スラムに生きる人々は、多くの日本人が考えるよりも、ずっと問題解決能力を持っています。それにも関わらず、彼らの能力を無視した一方的な支援というものが今なお多くの地域で行われています。私たちは、彼らには能力があるということを念頭に置きながら、「過剰介入を避けつつ、最低限のリスク管理を行う」という支援方針のもと、以下3つの軸をもって支援活動を行っています。

1. ニーズに合った支援

支援では支援者側の一方的な思いによって、必要のない場所に必要のない支援がなされ逆に必要な場所には届かないと言った問題が起きます。私たちはこのようなことを防ぐべく、支援地を決定したのちに「ニーズ調査」を行い、調査結果からプロジェクト内容を決定します。

2. 住民主体

現地に中心になってプロジェクト運営を行う組織を作り問題発見、原因分析、解決策立案、プロジェクトの実行までを支援地の住民が主体で行います。私たちは「問題解決をしてあげる」ではなく、「問題解決のサポートをする」というスタンスで活動しています。

3. 短期撤退

支援への依存状態を作りださないために、5年を目安にプロジェクトを完全移行することを目指します。撤退前には経過観察を行ったのち、日本人は完全に撤退し、次の新しい支援地の選定を行います。

活動理念

Vision
世界から向こう見ずな支援をなくす

Mission
最良の国際協力を探究・実行・啓発する

Value
Quest:懐疑的な探究・本質的な活動
Flexibility:柔軟な思考・最適な行動
Evenly:多様性の尊重・相補的な関係
Youthfully:自発的な挑戦・将来にわたる還元

向こう見ずな支援とは?
FESTは「世界から向こう見ずな支援をなくす」というVisionを掲げています。

向こう見ずな支援とは、簡単に言うと「ニーズに合っていない支援」や「結果的にマイナスな影響を与えてしまう支援」などが挙げられます。良かれと思って行った支援が、長期的な見通しが欠けていたために、対象者やその地域にマイナスの影響を与えてしまったというような事例を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

私たちは、そのような向こう見ずな支援を否定し、「最良の国際協力とは」を常に問いながら活動しています。

活動実績

2010年

5月  創設者倉田がFEST TOKYOを設立する
10月 初のフィリピンへの調査渡航を実施

2011年

3月  FEST第一回ワークキャンプ実施
3月  東日本大震災への支援として初の大型国内支援イベントを実施

2012年

10月 FEST HIROSHIMA 設立
10月 グローバルフェスタにて学生として初めてメインステージで登壇
10月 IMF世界銀行年次総会(東京)にNGO FESTとして初めて出席
11月  なんとかしなきゃ!プロジェクトにてルー大柴さんと倉田が対談

2013年

10月 FEST OHITA 設立(現在休止中)

2014年

2月 外務省:「開発人材育成及び開発教育支援の評価」に掲載
10月 IMF世界銀行年次総会(ロサンゼルス)に出席

2016年

10月 全国学生団体総選挙にてインターナショナル部門準グランプリを受賞

2023年

3月 パンデミック後約4年ぶりの渡航を再開させる

PAGE TOP