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花王のSDGsにおいての取り組み3選!独自の目標・ESG戦略とは?

CMでもお馴染みの化粧品やライフケアなどの製品の製造・販売を行っているのが「花王」。誰もが知っているであろう花王は、SDGsにおいても積極的に活動に取り組んでいます。

それは現在だけでなく、未来の生活者の暮らしを豊かにするための花王独自の戦略「Kirei Lifestyle」という策定です。

この記事では、花王株式会社(以下、花王)の概要からSDGsの目標・ESG戦略、SDGsの取り組み3選を解説します。最後に私たちにもできる取り組みを紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

花王株式会社の概要

会社名花王株式会社(Kao Corporation)
本拠地東京都中央区日本橋茅場町一丁目14番10号
創業1887年6月(明治20年)
設立1940年5月(昭和15年)
資本金854億円
従業員数8,112人(連結対象会社合計33,409人)※2020年12月31日 花王ホームページより
事業内容化粧品、ライフケア、ヘルス&ビューティー、ハイジーン&リビングケアなどの製造・販売

創業1887年の花王は、国内トイレタリーシェア1位、国内の化粧品部門では2位を誇っている歴史ある企業です。(2020年時点)

2019年には「内閣府 第1回日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞」や「WorldPackaging Organisation ワールドスターコンテスト2019 Worldstar Packaging Award」など数々の賞を受賞するなどの実績があります。

花王のSDGsの目標・ESG戦略

花王のSDGsの目標・ESG戦略

花王は1887年に創業された企業で、消費者視点でモノづくりを推進することを企業理念としています。

2019年4月には、花王独自のESG※戦略「Kirei Lifestyle Plan(キレイライフスタイルプラン)」を策定。サスティナブルな社会に向けて環境への取り組みを続けています。

また、昨今の深刻な地球温暖化問題などの気候変動に着目し、現在だけでなく、未来の生活社者がKirei Lifestyleをおくれるように、脱炭素の目標も策定。人々が心豊かに暮らせるような社会貢献を目指しています。

さらに、2021年に公表された「Kirei Lifestyle Plan(キレイライフスタイルプラン)」の進捗状況として、これまでの功績が国際NPOが実施しているCDPに評価され、気候変動・森林・水における調査で最高評価「Aリスト企業」に認定。日本のSDGsの取り組みを牽引していく企業へと成長しています。

※Environment(環境)Social(社会)Gorvernance(統制)の頭文字を取ったもので、企業の長期成長に重要な概念のこと。

花王のSDGsの取り組み

花王のSDGsの取り組み

本章では、花王が特に力を入れている海洋プラスチック問題への取り組みを3つ解説します。

そもそも海洋プラスチック問題とは、海に漂流するプラスチックごみやマイクロプラスチック(細かい粒子)の量が世界中で年間800万トンあり、2050年には海洋プラスチックごみの量が魚の重量を超えるとされている問題です。

さらに、魚や魚を食べる鳥や動物、そして巡り巡って私たち人間の健康にも影響を及ぼしているほど深刻な問題なのです。

花王は、プラスチック循環社会「リサイクルイノベーション・リデュースイノベーション」と生活の質工場に向けた「ソーシャルイノベーション」に注力。その具体的な施策について深堀りしていきます。

  1. プラスチックボトルレス化
  2. プラスチック製アイキャッチシール全廃
  3. 廃棄物ゼロ化・ホワイト物流

①プラスチックボトルレス化

以前の花王は、プラスチックボトルを大量に販売していたため、廃棄するプラスチックの量もその分多くなっておりました。ここに課題を感じた花王は、プラスチックボトルレス化を進めています。

具体的には、つめかえ用フィルム容器をセットするだけでいい「ストックホルダー」、フィルム容器の外側に空気を入れて膨らませることで、容器が自立する仕組みの「Air in Film Bottle(エアインフィルムボトル)」を採用。容器のサスティナブルを実現しています。

②プラスチック製アイキャッチシール全廃

プラスチック製アイキャッチシールとは購入者に、商品の特徴やメリットを効率よく伝えられるため、購買意欲を掻き立てられる効果がありました。一方で、プラスチックの使用量が増え、廃棄時のCO2排出が問題となっておりました。

ここに課題を感じた花王は、プラスチック製アイキャッチシール全廃を決意。プラスチックごみとCO2排出量の削減を目指しています。ただ、どうしてもアイキャッチシールが必要な場合は、プラスチックを使用するのではなく、紙を使用することで代用しています。

③廃棄物ゼロ化・ホワイト物流

販売店からの返品は、廃棄物や排気に伴うCO2の増加、資源のムダなど環境問題に反した行為です。

そこで花王は、販売店と連携することで商品の配荷や切替方法の見直しを行うことにより、廃棄物削減を目指しています。また、マーケティング活動はデジタルなものを使用し、情報発信していくとしています。

さらに、ドライバー不足を解消していくために、納品時間の確保、トラックの待ち時間の短縮、物量の平準化を検討。ドライバーの仕事に対しての体や心の豊かさ、サスティナブルな物流を目指しています。

私たちにできるSDGsの取り組み

私たちにできるSDGsの取り組み

花王のSDGsにおいての取り組みは、私たちの生活においても活かすことができます。

具体的には、以下の3つです。

  • エコバッグやマイボトルを持ち歩く
  • 職場や生活でSDGsに取り組む
  • 情報発信する

では早速、概要をみてきましょう。

エコバッグやマイボトルを持ち歩く

日本でもコンビニやスーパーなどでレジ袋が有料化されたため、エコバッグを持ち歩く方が増えていると思います。

実は、これらの取り組みは日本だけが行っていることではなく、中国やアメリカ、ヨーロッパなど多くの国々が取り組んでいることです。海洋生物や魚などを食べる私たち人間の健康や生活を守るためにも、エコバッグやマイボトルを使用しましょう。

また、ポイ捨てをしないことや、海や地域の清掃活動に参加すること、繊維製品ではなく天然繊維の衣類を選ぶなどプラスチックを使用しないことを意識しましょう。

職場や生活でSDGsに取り組む

花王の取り組みにもあった、ホワイト物流などは職場や普段の生活にも活かせます。

昨今では、リモートワークなどの普及により出張や営業の機会が減ったと思いますが、不要な外出であったり、打ち合わせはオンラインでできるかどうかなどを検討しましょう。

効率的な仕事はSDGsが掲げる目標8「働きがいも経済成長も」に貢献していることにもつながるので、積極的に職場の働き方の見直しを行っていきましょう。

情報発信する

現代では誰でも自身のSNSを通して、情報を発信することができます。花王が取り組む海洋プラスチックごみ問題も「なんとなく知っているけど、その深刻さは分からない」という方がほとんどかと思います。

そのような方に向けて、現在世界が抱えている深刻な問題を伝えていきましょう。関心のない方に、取り組みを強制するのではなく、まずは少しでも興味をもってもらうことが大切です。

まとめ

まとめ

今回は、花王が取り組むSDGsについて紹介しました。主に海洋プラスチック問題についての取り組みでしたが、それ以外にも人権尊重についてなどさまざまなことに取り組んでいます。

SDGsにおいての取り組みは会社だけでなく、私たち一人ひとりにもできることはたくさんあるので、小さなことでいいので行動に移していきましょう。その小さな行動が、やがて大きな力に変わっていきます。

  • 記事を書いたライター
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